音楽業界の存在価値とは?
音楽業界はアーティストとリスナーをつなぎ、「音楽」という素晴らしい価値を生み出し、届けるために存在している業界です。
みなさんもお気に入りの曲を聴いて、気分が上がったり、落ち込んだときに元気づけられたりした経験があると思います。
音楽は人々に感動や癒やし、勇気、そして楽しみを届ける「価値」そのものです。
最近は個人の発信がしやすい環境になっていますが、音楽を作るアーティストがただ音楽を作っただけでは多くの人には届きません。そこで登場するのが、音楽業界のビジネスです。

この記事では知っているようで知らない、音楽業界のビジネスと仕事について紐解いていきます。
音楽業界のビジネスモデル
音楽業界は、一体どうやってお金を稼いでいるのでしょうか?音楽業界が収益を得るためのビジネスモデルについて見ていきましょう。
「音源」そのもので稼ぐ(ストリーミング・ダウンロード・CD販売)
まず一番身近なのが、音楽そのものを販売することです。昔ならCDやレコード、最近ではSpotifyやApple Musicのようなストリーミングサービスで楽曲を配信し、ユーザーが聴くことで収益を得ます。
- 【従来型】CD販売モデル
CD1枚の売上からアーティストやレコード会社が利益を得ます。ただ、今はCDの販売は年々減っています。 - 【今の主流】ストリーミングモデル
ユーザーが定額制(サブスク)で月額を支払い、その中から再生回数に応じて、SpotifyやApple Musicなどのプラットフォームを通じてアーティストやレコード会社に収益が分配されます。たとえば、Spotifyでは1回の再生につき約0.3円〜0.5円ほどがアーティストに渡ります。
「著作権(権利ビジネス)」で稼ぐ
音楽には「著作権」が存在します。テレビ、ラジオ、CM、映画、ゲーム、カラオケなどで楽曲が使われると、その利用料(著作権使用料)が支払われます。実は「楽曲の権利」こそが音楽業界の安定的な収益源であり、ヒット曲1曲で何年も収益を得られる仕組みです。
具体的には、
- カラオケ店で皆さんが1曲歌うごとに、数円〜数十円が著作権料として支払われます。
- CMや映画で曲が流れるたびに、権利を持つ作曲家やレコード会社に収益が発生します。
こうした権利を管理するのが、日本ではJASRAC(ジャスラック)といった団体です。
「ライブ・イベント」で稼ぐ
音楽業界で最近もっとも伸びている収益源、それが「ライブやイベント」です。音楽が無料に近い形でネットで聴けるようになった今、人々は「体験」や「感動」にお金を払うようになりました。
ライブで稼ぐ仕組みは以下のようになっています。
- チケット販売収入
- 大きな会場でライブを開催し、チケット代を集めて収益にします。
- グッズ販売収入
- コンサート会場でのTシャツやタオルなどのグッズ販売も、非常に重要な収入源です。実はチケット収入と同じくらいの利益になる場合もあるほどなんです。
- スポンサー収入
- 大規模なライブでは、企業スポンサーがつき、そのスポンサー料も収益になります。
「アーティスト・マネジメント」で稼ぐ(タレント収益モデル)
音楽事務所はアーティストを育成・マネジメントし、そのアーティストが出演するテレビ番組、CM、イベントなどから得た出演料の一部を収益としています。
例えば、米津玄師さんや星野源さんがCMに出演すると、その出演料の一部が所属事務所にも収益として入ります。

これらが複雑に絡み合って、音楽業界という巨大なビジネスを支えているんですね。
音楽業界のプレイヤー分類
音楽業界のプレイヤーを分類すると、大きく次の4つになります。
【1】コンテンツ制作系
「音楽そのものを生み出す」ことに特化したプレイヤーです。
- レコード会社(音源制作・販売)
- アーティストと契約し、制作費を負担して楽曲やアルバム制作を世に送り出します。
- レコード会社内には音楽制作のブランドが複数あり、「レーベル」とも呼ばれます。
- 音楽出版社(楽曲の著作権管理)
- 作詞・作曲家から楽曲の著作権を預かり、管理・運用します。
- TV番組、映画、CM、ゲームなどに楽曲を提供し、その使用料を徴収・分配する権利ビジネスを担っています。
- スタジオ・音響制作会社
- 音楽の録音(レコーディング)やミックス、マスタリングなど音質調整・制作を担当。
- 音楽制作(作詞・作曲・編曲)
- 音楽作品の根幹を作る役割。アーティストやレコード会社から依頼を受け、作詞や作曲を担当します。
【2】アーティストマネジメント系
「アーティストを発掘・育成・管理し、プロモーションやタレント価値を高める」プレイヤーです。
- 芸能プロダクション(音楽事務所)
- アーティストを発掘・育成し、活動のマネジメント、プロモーション、ブランドイメージ構築を担当します。
- 個人エージェント・マネージャー
- フリーランスで活動するマネージャーやエージェントで、アーティストと契約を結び、戦略的に活動をサポートします。

最近では、レーベルと音楽事務所の境界線が曖昧になるケースも増えています。例えばLDHは、自社でアーティストのマネジメントも、音楽制作も、ライブ制作も行っています。
【3】流通・プラットフォーム系
「音楽を消費者に届ける」役割を担うプレイヤーです。
- 音楽ストリーミングサービス
- 月額制で消費者に音楽を配信し、再生回数に応じて収益をアーティスト・レコード会社に分配します。
- 動画共有サービス(音楽関連)
- ミュージックビデオを中心に、広告収益や投げ銭、サブスク課金を通じて収益を生み出しています。
- 小売流通
- CDショップやECサイトなど、従来の音楽媒体の販売を行います。
【4】ライブ・イベント系
「音楽の体験を提供し収益化する」ことに特化したプレイヤーです。
- ライブ興行会社・イベント運営会社
- ライブや音楽フェスを企画・運営し、音楽の「体験価値」を提供する中心的役割です。
- チケット販売プラットフォーム
- ライブやイベントのチケットを販売する役割で、販売手数料を収益とします。
間接的に関与するプレイヤー
音楽業界と密接に関係しますが、直接的なコアプレイヤーではないものもあります。
- 権利管理団体
- 著作権使用料を管理し、アーティストや作家に正しい収益を届ける役割を担います。
- メディア・広告代理店
- テレビ・ラジオ・Webなどで音楽を広めるための宣伝・広告を企画したり、メディア露出を支援します。
- 機材メーカー
- 楽器や音響機器など、音楽制作に必要な機材を提供して音楽業界を支えています。
最近増えてきた新しいビジネスプレイヤー
音楽ビジネスにも最近、新しいサービスが急速に登場しています。
- ファンコミュニティ
- アーティストがファンと直接コミュニケーションをとり、月額課金などで収益を得るサービス。新しい収益源となっています。
- 音楽NFT系プラットフォーム
- 音楽をデジタル資産(NFT)化し、ファンに販売。Web3.0時代の新しい収益モデルとして注目されています。
- TikTokなどのショート動画
- 短い動画がヒット曲を生む新たな仕掛けとして、若者中心に人気急上昇中です。
音楽業界の主要企業17社一覧
音楽業界における日本国内の主要企業とその特徴を、分野別に整理して解説していきます。
レコード会社(音楽コンテンツ制作・販売)
ソニー・ミュージックエンタテインメント
- 世界的なソニーグループの音楽部門。
- 邦楽・洋楽両方に強く、YOASOBI、米津玄師など人気アーティストを多数抱える

ユニバーサルミュージックジャパン
- 世界最大手ユニバーサルの日本法人。
- グローバルでの連携が強みで、洋楽にも強い。

ワーナーミュージック・ジャパン
- 世界三大レコード会社のひとつワーナーの日本法人。
- 海外アーティストの日本進出に強みを持ち、国内外の両軸で展開。

エイベックス
- 独立系エンタメ会社で音楽分野の国内売上シェア首位級
- サイバーエージェントと共同出資する定額制音楽配信の「AWA」を運営

音楽事務所(アーティストマネジメント系)
アミューズ
- サザンオールスターズ、星野源、Perfumeなどが所属。
- 音楽・俳優・ミュージカルなどエンタメ全般に強く、海外進出や映像作品制作にも積極的。

ソニー・ミュージックアーティスツ
- 星野源(共同契約)、ポルノグラフィティ、Official髭男dism(マネジメント)、藤井風など人気アーティスト多数。
- ソニーグループ全体のシナジーで、タイアップや多角展開に強い。

ライブ・イベント・興行会社
キョードー東京
- ドーム規模の大規模ライブから、小規模ライブまで幅広く開催。
- 多様なジャンルを扱うが、特にJ-POP・アイドル系に強い。
クリエイティブマン・プロダクション
- サマーソニックや洋楽アーティストの日本公演を多数手がける。
- 洋楽やフェス型イベントに強い。

ディスクガレージ
- 邦楽系アーティストを中心に、中小規模のライブイベントを多数企画・運営。
- チケット販売から公演運営まで、細やかなサポートが得意。
CD・チケット販売プラットフォーム
ぴあ
- チケット販売業界で国内最大手。
- 自社でもイベント主催や音楽フェスを企画運営。
タワーレコード
- CDショップとして国内最大級のチェーンを展開
- 特にJ-POP、洋楽、K-POPなど音楽ジャンル別の専門性が高く、熱心な音楽ファンに支持されている。

ローソンエンターテイメント
- ぴあと並ぶ国内有数のチケット販売プラットフォーム
- ローソングループの強みを活かし、店舗網を活用したチケット販売やプロモーション展開が得意。
イープラス
- 国内初の本格的なネット専業のチケット販売会社として誕生。
- 電子チケットをいち早く導入し、若者層の支持を集めている。

配信プラットフォーム
Spotify
- 世界最大級の音楽ストリーミングサービス。
- プレイリスト型配信と、ユーザーの好みを分析したレコメンド機能に強み。

LINE MUSIC
- 国内若年層に人気が高いストリーミングサービス。
- LINEとの連携やSNS上の共有機能を強化。

著作権管理団体
JASRAC(ジャスラック)
- 日本最大の音楽著作権管理団体
- 楽曲の使用料を徴収・分配し、音楽業界の収益基盤を支える

NexTone(ネクストーン)
- JASRACに次ぐ規模の民間著作権管理団体。
- 新興アーティストやネット系コンテンツに柔軟な対応で、若手クリエイターから人気。

音楽業界の最新動向とトレンド
この業界の新しい動きについて見ていきましょう。音楽業界では「3つの大きな変化」が起きています。
SNSを起点にした新しいヒットの誕生
最近の音楽業界の大きな成長要因、それが 「SNSからヒット曲が生まれる」 という流れです。
- 特に「TikTok」や「YouTube Shorts」など、短い動画プラットフォームがヒット曲を生み出す新たな入り口になっています。
- TikTokで15秒ほどの短いフレーズが流行すると、それがきっかけでフルバージョンの楽曲がストリーミングで大ヒットするという仕組みです。
例えば、YOASOBIの『夜に駆ける』やAdoの『新時代』のような大ヒット曲も、TikTokから火がついたケース。音楽業界としては、こうしたSNSとの連携を強めて「ヒットの種を広げる仕掛け」が今後ますます重要になります。
「応援消費」の拡大(ファンエコノミーの伸び)
2つ目の大きな変化が、「ファンがお金を払ってアーティストを応援する」という、新しい消費スタイルです。
- ファンコミュニティサービス
- 「Fanicon(ファニコン)」や「Fanclub」など、アーティストとファンがオンラインで交流できるサービスが人気。月額会費制や限定コンテンツ販売で収益化。
- 投げ銭(スーパーチャット)機能
- YouTubeライブやTikTokライブでアーティストを直接金銭的に応援できる仕組みが浸透しています。
これは「応援消費」や「ファンエコノミー」と呼ばれ、次のようなサービスが急成長しています。音楽ファンは、ただ楽曲を聴くだけではなく、「好きなアーティストを応援するためにお金を払う」ようになっているんですね。
ライブ市場の急回復と「リアル体験」の重要性
さらに最近の傾向として、ライブ市場の回復が急激に進んでいます。
コロナ禍で一時期はオンラインライブに移行しましたが、ここ最近では、リアルなライブへのニーズが再び爆発的に戻っています。
- 特に、2024年以降、大規模ライブや音楽フェスへの需要が非常に高まり、チケットが入手困難になるほどの盛況です。
- 一方でオンライン配信ライブも完全にはなくならず、リアルとオンラインを融合した「ハイブリッド型ライブ」が定着しつつあります。
つまり、音楽業界にとって「リアルな体験価値」が今後の大きな成長分野になるというわけです。
音楽業界の課題
逆に、音楽業界が今抱えている課題についても見ていきましょう。
音楽コンテンツの収益化が難しくなっている
一番大きな課題は、「音楽そのものが売れにくくなっている」ことです。
- ストリーミング配信の普及により、音楽を聴くコストが格段に安くなりました。多くの再生回数がないと利益が上がりません。
- CDの売上は急速に減少しています。CDの売上は、2000年代のピーク時に比べると5分の1以下になっています。
このように、音楽業界にとって、「音楽単体で利益を生み出す」のはとても難しくなっています。
ヒットの寿命が短くなり、持続的に稼げない
次に「ヒット曲の寿命が短くなっている」という問題があります。
- TikTokやSNSの影響で、ヒット曲が次々と生まれますが、一方で消費スピードが早くなり、曲の寿命が短くなっています。
- たとえば昔はヒット曲が数ヶ月~1年以上ランキング上位を維持しましたが、最近は数週間~1ヶ月程度で新しい曲に置き換えられてしまいます。
そのため、常に新しいヒットを出し続けなければいけないプレッシャーが業界全体にのしかかっています。
宣伝・プロモーション手法の変化についていけない企業が多い
「SNS時代の宣伝・プロモーション」に対応できない企業も増えています。
- 昔はテレビCMや音楽番組に出れば売れましたが、現在はTikTokやYouTubeを中心にSNSをうまく使いこなせないとヒットが生まれにくくなっています。
- 特に伝統的な音楽企業は、このSNS型プロモーションに適応することに苦戦しているケースが多いです。
音楽業界にとって、SNSに強い人材やノウハウの不足が深刻な問題になっています。

このように、音楽業界は華やかなイメージとは裏腹に、時代の急激な変化によるさまざまな課題を抱えています。こうした問題にうまく向き合っていくことが、音楽業界全体の今後の成長につながっていきます。
音楽業界の主な職種と仕事内容
音楽業界というと、まず思い浮かぶのは「アーティスト」ですが、実は業界の中にはさまざまな役割を持った人たちが活躍しています。
プロデューサー(音楽制作責任者)
音楽制作全体を統括する「プロデューサー」です。音楽の方向性を決め、アーティストをサポートしながら、ヒットを生み出すための「仕掛け人」です。
- 仕事内容:
- アーティストや作曲家、編曲家を選定し、制作チームを編成。
- 楽曲制作の全体的なコンセプトや方向性を決定。
- レコーディングの現場でクオリティを管理し、ヒット曲に仕上げる。
作詞家・作曲家・編曲家(クリエイター)
音楽を実際に創作する専門職、それが「作詞家・作曲家・編曲家」です。
- 仕事内容:
- 作詞家は、歌詞を書き、作曲家はメロディを作ります。
- 編曲家(アレンジャー)は、楽曲を聴きやすく、売れるように楽器や音の構成をアレンジする専門家です。
レコーディングエンジニア(技術者)
レコーディングや音質管理を専門とする技術者が「レコーディングエンジニア」です。
- 仕事内容:
- レコーディングスタジオでの録音作業を担当し、アーティストの演奏や歌唱を最高の音質で録音。
- ミックス(音のバランス調整)やマスタリング(最終的な音質調整)も担当します。
A&R(アーティスト発掘・育成担当)
新人発掘からデビューまでをサポートする専門職が「A&R(アーティスト&レパートリー)」です。
- 仕事内容:
- 有望な新人アーティストを見つけ、デビューまでプロデュース。
- 楽曲選びやアーティストの方向性の決定、戦略的なプロモーション企画まで担当します。
宣伝・プロモーション担当(マーケター)
音楽を世の中に広めるために活躍するのが「宣伝・プロモーション担当」です。
- 仕事内容:
- SNS(TikTok、YouTube、Instagramなど)やテレビ、ラジオ、雑誌などを通じて、楽曲やアーティストの魅力を伝える。
- メディア出演の調整や広告キャンペーンの企画・運営を担当します。
ライブ制作・イベント企画担当(興行担当)
ライブやイベントを実際に企画・運営する専門職が「ライブ制作・イベント企画担当」です。
- 仕事内容:
- コンサートの開催日程、会場選定、予算管理を行い、ライブを企画・運営。
- 舞台演出や照明、音響スタッフとの調整、チケット販売・グッズ展開も担当します。
音楽出版社・著作権管理担当(権利ビジネス)
音楽の権利を管理して収益化する仕事をするのが「音楽出版社・著作権管理担当」です。
- 仕事内容:
- 楽曲の著作権を管理し、テレビや映画、ゲームなどへの楽曲提供を行う。
- 楽曲の使用料を徴収し、作家やアーティストに適切に分配します。

アーティストだけでなく、その裏側で多くの専門家が活躍しているからこそ、私たちのもとに素晴らしい音楽が届けられているんですね。
音楽業界に向いている人の考え方
音楽業界でやっていけるのは、音楽が好きで仕方ない人――それはもちろん前提条件として大切な要素ですが、単に好きなだけではやっていけないのがこの業界の難しいところ。
そんな音楽業界に向いている人の考え方について、3つのポイントをご紹介します。
「好き」を俯瞰で分析できる
この世界で長く活躍できる人は、音楽を純粋に楽しむだけじゃなくて、「自分が好きな音楽がなぜ人の心を動かすのか」と、冷静に考えられる人という見方があります。
たとえば、ある音楽がSNSでバズったとして、「あ、これは偶然だな」と片づけるのではなく、「どんな要素があったからヒットしたのか」「次にどうしたらもっと面白いことができるのか」といったことを、ワクワクしながら考える人が次のヒットを生み出すのです。
人とのつながりを大切にする
最近、「ジャンルや業界の枠を超え、自由にコラボレーションする」という動きが活発になっている。音楽と文学、映画やアニメ、ゲームまで、ジャンルや業界を飛び越えてどんどん混ざり合って、新しい価値を生み出しているのです。そういった企画の発端では、案外、横のつながりや人間関係がものを言います。
「裏方の地道な仕事」に面白さを感じられる
アーティストが輝けるように舞台裏で走り回り、地味で小さな作業にも根気強く取り組める人がいるからこそ、素敵なライブが生まれ、ファンは感動できる。そういう「舞台裏の仕事」に面白さや喜びを感じられるタイプの人が、この業界にはぴったりだと言えそうです。

「好き」だけではないけれど、「好き」がなければ続けられない。ちょっと不思議で魅力的な業界ですよね。
まとめ
音楽業界というのは、外から見ると華やかでキラキラしていて、特別な世界のように感じます。
でもその世界は一言では言い表せないほど、多岐に渡る人の仕事で出来ています。
作詞家、作曲家、アーティスト、マネージャー、エンジニア、プロモーター、企画担当者….さまざまな異なる才能を持った人たちが頭を悩ませながら、時にはぶつかりながら、新しい価値を世の中に生み出しているのです。
音楽がずっと昔から人にとって大事な「体験」であり続けるのは、そうした人たちが大切に文化を紡いできたからなのかもしれません。