医療機器業界とは
医療の課題を解決するツールを創っている
医療機器業界は、病気の診断や治療を支え、人々の健康や命を守るための機械や器具を作り、提供している業界です。
では、そもそも「なぜ医療機器業界というビジネスが存在するのか?」というところから考えてみましょう。
私たち人間は、誰でも病気やケガをする可能性があります。でも、自分の体の中で何が起きているのか、はっきりとはわからないことが多いんです。そこで活躍するのが「医療機器」です。
たとえば、体調が悪くなって病院に行くと、まず診察室に通されますよね。そのとき、医師は患者さんの症状を聞くだけではなく、検査を行います。具体的には、体温計や血圧計で体調をチェックしたり、レントゲン写真を撮ったり、MRIやCTスキャンといった機器を使って、体の内部を詳しく調べるわけです。これらがすべて「医療機器」の役割なんです。
また、治療の段階でも医療機器は大活躍します。手術に使われるメスやピンセットなどのシンプルな道具から、心臓のペースメーカー、人工関節、人工透析装置、さらにはロボット手術まで、幅広い機器が患者さんの命や健康を守るために使われています。
社会全体の課題解決にも取り組んでいる
さらに、医療機器業界というのは、社会全体が直面している課題にも関係しています。
どういうことかというと、高齢化が進むと病気を持つ人が増え、社会全体の医療費が膨らんでしまいます。そうなると、財政が厳しくなり、医療制度自体が持続できなくなるリスクが増大します。
医療機器業界はこうした社会の課題に対し、
「病気の早期発見・予防によって医療費の増加を抑える」
「AIやIoT技術を活用して、医療の効率化・省力化を進める」
というアプローチで貢献しています。

いわば医療機器業界は、人が健康に暮らし続けられるよう、社会全体を支える影の立役者的な存在なんですね。
医療機器業界のビジネスモデル
医療機器業界は、基本的には「ものづくり業界」です。つまり、『製品を作って売る』ことがビジネスの基本となります。
ところが、ただモノを作って売るだけではないのが面白いところ。他にも、特徴的な仕組みがいくつかあります。次の3つのビジネスモデルを詳しく説明してみましょう。
①機器の販売モデル(売り切り型)
一番シンプルなのは、医療機器を「売り切る」というモデルです。
例えば、病院がMRIやCTスキャン、超音波診断装置、内視鏡手術装置などの高額な医療機器を導入するとき、医療機器メーカーは1台あたり数百万円〜数億円の値段で製品を販売します。
ただ、この売り切り型の医療機器には、寿命があったり定期的なメンテナンスが必要です。そのため、機器の販売後も『定期メンテナンス契約』や『消耗品(部品や試薬など)の提供』をセットにして継続的な収益を得ることも多いです。
②消耗品モデル(カミソリの刃モデル)
次に、医療機器業界には『消耗品モデル』という特徴的なビジネスモデルがあります。
これをわかりやすく言うと、「カミソリと替刃の関係」と似ています。
たとえば、病院で使う血糖値測定器や、検査で使う試薬、人工透析に使う血液フィルターなどは、一度使ったら次々と新しいものが必要ですよね。この消耗品こそが利益を生むポイントです。
医療機器メーカーは、機械本体を病院に比較的安く(あるいはレンタル形式で)提供して、代わりに消耗品で継続的に利益を上げるという仕組みをとっています。
病院側も初期投資を抑えられますし、メーカー側も安定した収益を長期間にわたって得ることができる。両者にとってメリットの大きいビジネスモデルなんですね。
③サービス型モデル(サブスクリプション・モデル)
最近増えてきたのが、医療機器業界でも『サービス型モデル』、つまり「サブスクリプション型」のビジネスモデルです。
これは、機器を「売る」ではなく、「定期的にサービスとして提供する」という仕組みですね。
たとえば、最新型の医療機器を病院に無料または低コストで貸し出して、病院は毎月定額の利用料を支払います。利用料の中には機器のレンタル代、メンテナンス代、さらにはオンラインで診断サポートを受ける費用などが含まれています。
こうすると病院側は高額な初期投資を避け、月々の予算で最新の医療機器が使えるメリットがあります。
医療機器業界は、シンプルなモノづくりだけではなく、「売り方の工夫」や「サービスの組み合わせ」で収益を立てる戦略的な業界なんですね。
医療機器業界の業界分類
医療機器業界のビジネスプレイヤーは、大きく分けて次の3つのプレイヤーに分けることができます。
医療機器メーカー(製造者)
まずは製品を『作る』人たちです。この分類には、医療機器を開発・製造・販売する企業が含まれます。
- 総合型メーカー(画像診断・治療機器などを幅広く扱う)
- GEヘルスケア(米国)
- シーメンスヘルシニアーズ(ドイツ)
- キヤノンメディカルシステムズ(日本)
- フィリップス(オランダ)
- 専門特化型メーカー(特定分野に特化)
- 内視鏡:オリンパス(日本)
- 心臓ペースメーカー:メドトロニック(米国)
- 注射器やカテーテル:テルモ(日本)
- 血液検査機器:シスメックス(日本)
これらの企業が医療機器業界の主役ともいえるプレイヤーです。
販売・流通業者(ディストリビューター)
次は製品を『届ける』人たちです。医療機器メーカーが作った製品を医療機関へ届ける仲介役となる会社がここに分類されます。
- 医療機器卸業者(メディセオ、アルフレッサなど)
- 医療機器専門商社
- 医療機器レンタル会社(日本メディカルリースなど)
メーカーが製品を開発し製造したあと、それを病院やクリニックにスムーズに届ける重要な役割を担っています。
周辺支援プレイヤー(サポート企業・団体)
最後に、医療機器業界を『支える』人たちです。医療機器が適切に使用されるために、サポート的な役割を果たすプレイヤーがここに含まれます。
- 保守・メンテナンス企業(機器保守サービス会社)
- 医療機器関連ソフトウェア企業(電子カルテシステム企業、AI診断企業など)
- 規制対応支援(薬事承認サポート企業、コンサルティング会社)
- 業界団体・政府機関(医薬品医療機器総合機構、厚生労働省など)
このプレイヤーは直接的に製品を売るわけではないですが、医療機器業界がスムーズに機能するために必要不可欠な存在です。
医療機器メーカーの主要企業18社
日本国内の医療機器メーカーの主な企業とその特徴を、代表的な18社に絞って整理してみました。
オリンパス
- 内視鏡分野(胃カメラ・大腸カメラ)で世界シェア約7割のダントツシェアを持つ
- 海外売上比率が高く、グローバルな競争力を持つ。
テルモ
- 心臓血管領域(特にカテーテル治療)の技術が世界的に評価されている。
- カテーテル、輸液システム、人工心肺装置、注射器などの消耗品領域で国内首位
富士フイルムホールディングス
- 写真フィルム技術から転換し、高画質な医療画像処理技術を持つ。
- 画像診断(X線、超音波)、内視鏡などの分野に強み

ニプロ
- 人工透析関連で世界的にトップクラスのシェアを持つ。
- 人工透析関連製品、注射器、輸液セットなどディスポーザブル医療器具に強い

キヤノンメディカルシステムズ(旧・東芝メディカルシステムズ)
- CT、MRI、超音波診断装置など画像診断装置が世界的に評価されている。
- キヤノングループ入り後、画像診断分野で世界的な競争力をさらに強化。
シスメックス
- 検査領域において世界的シェアを持ち、特に血球分析装置では世界トップクラス
- AIを活用した先進的診断技術の開発にも力を入れる。

エア・ウォーター
- 高圧ガス制御に関する高い技術力を持ち、酸素等の医療用ガスを提供
- 手術室やICUなどの病院設備の設計・施工も手がける
日本光電
- 心電図や生体情報モニタリング機器分野で国内トップシェアを持つ
- AEDなど救急医療分野でもトップクラスで、国内シェアが高い。

オムロン
- 血圧計や体温計など健康機器で有名。
- 海外売上高比率も約6割と高い
フクダ電子
- 医療用電子機器メーカーであり、「心電計のフクダ」ブランドを確立。
- 循環器系に強みを持っており、生体情報モニターやAED、人工呼吸器も扱う。
コニカミノルタ
- 事務機器が中心だが、光学分野の強みをベースに医療機器を展開。
- X線・超音波などの画像診断システムが主力製品

HOYA
- 眼鏡レンズなどのガラス製品が主力で、コンタクトレンズ、内視鏡も強い。
朝日インテック
- 血管治療用ガイドワイヤー、カテーテル治療器具で世界的にも高いシェアを持つ
- 特殊なワイヤー製造技術に強みを持ち、心臓や血管治療のカテーテル手術に欠かせない存在

日機装
- 化学用精密ポンプでオンリーワン製品を開発
- 人工腎臓装置でトップシェア、血液透析システムでも高シェアを誇る

島津製作所
- 総合精密機器メーカー。分析・計測機器が主力。
- 医療分野ではX線撮影装置や血管撮影システムを手がける

JMS
- 使い捨て医療器具の大手で、透析針では世界トップシェア
- 血液回路・透析装置の開発も行う
ナカニシ
- 歯科用製品で世界シェアトップクラス。売上の約8割は海外。
- 全製品を自社で開発・生産・販売しているのが特徴
ホギメディカル
- 手術用品、滅菌用品、手術着やガーゼなど医療用不織布製品で業界トップ
- 手術用品をまとめたキット製品が主力

日本の医療機器業界は技術力を生かした特化型戦略でトップシェアを獲得している企業が多く存在しており、世界市場でも存在感を示しています。
医療機器業界の将来性
医療機器業界が今後どのように成長していくのか、ポイントになるのは次の4つです。
高齢化と予防医療の拡大
日本をはじめ世界的に高齢化が進んでいます。高齢になるほど健康上の問題が増えますから、当然、医療サービスへのニーズが増えます。
そして、今後ますます重要になってくるのが健康寿命を伸ばすための「予防医療」です。
例えば、
- 自宅で簡単に健康をチェックできる『ウェアラブル医療機器』
- AIやIoTを活用した『遠隔モニタリングサービス』
などが広がり、病気を未然に防ぐ医療機器への需要が増えると予想されています。
AIやデジタルヘルスの活用が進む
2つ目のポイントは、『AIやデジタル技術』の活用です。
これまで医療機器というと「機械そのもの」のイメージが強かったのですが、最近ではAIを搭載した医療機器が次々と登場しています。
例えば、
- AIを使って病気の早期発見や診断精度を高める画像診断システム
- AIを活用した診断支援(糖尿病やがんの早期発見など)
- 医療現場の業務を効率化するAIロボット(手術支援ロボット、看護支援ロボットなど)
こうしたテクノロジーが登場し、医療の質を劇的に向上させています。
個別化医療・再生医療が新たな成長分野に
患者さん一人ひとりの体質や遺伝子情報に基づいて、個別の診断や治療を行うことを『個別化医療』といいます。また、細胞や組織を使って身体機能を取り戻す『再生医療』も今後伸びる分野です。これらを支えるには、医療機器が欠かせません。
- 遺伝子診断を可能にする検査装置
- 幹細胞を培養する培養装置
- 患者ごとのデータを分析するAI・ビッグデータ技術
など、幅広い新技術が求められてきます。
新興国市場の拡大がチャンスになる
4つ目のポイントは、『新興国市場』の拡大です。
先進国だけでなく、新興国でも人口増加や経済成長とともに、医療サービスへのニーズが高まっています。特に中国やインド、東南アジア、中東などでは、今後、都市化が進み、医療機器の需要が一気に拡大すると予想されます。
これらの新興国市場は、日本企業にとって新たな成長チャンスになると考えられています。
医療機器業界の課題
一方で、医療機器業界が直面している課題にも触れていきましょう。
厳しい法規制と承認プロセス
医療機器業界の最大の特徴ともいえるのが、製品を市場に出す際の厳しい『法規制』や『承認プロセス』です。人間の命に直接関わる医療機器は、安全性が非常に重要。そのため、日本では『薬機法(医薬品医療機器等法)』、海外ではFDA(アメリカ食品医薬品局)のような厳格な規制が存在します。
この規制の厳しさによって、
- 新製品を市場に投入するまでの時間が長くかかる(数年単位でかかる場合も)
- 承認に伴うコストが膨大になる
という課題を抱えています。
開発費・研究開発費の増大
医療機器業界は、製品の技術革新のスピードがとても早い業界です。最新技術(AI・IoT・再生医療・ロボット技術など)を取り入れた新しい医療機器を開発するためには、多額の研究開発費がかかります。
ところが、研究開発にかかる費用が膨らんでも、すぐに製品化が承認されるわけではありません。さらに、開発に成功しても、市場で成功する保証はありませんから、多くの企業はそのリスクを抱えています。
つまり、「新しい技術を導入したくても、開発費用と承認プロセスの負担が大きく、簡単にチャレンジできない」というジレンマを抱えているのです。
海外市場への進出と競争の激化
医療機器業界はグローバルな市場ですが、競争は年々厳しくなっています。
- 欧米大手企業(GE、シーメンス、ジョンソン・エンド・ジョンソンなど)による世界市場での競争圧力の増加
- 中国・韓国などアジア企業による低価格・高品質な製品の台頭
- 各国特有の規制や文化の違いによる参入障壁の高さ
そのため、日本企業が海外で競争力を発揮し続けるためには、製品力や技術力だけでなく、ブランド力や販売戦略なども強化する必要があります。
こうした課題を乗り越えられるかどうかが、今後、医療機器業界が大きく成長する鍵を握っていると考えられます。
医療機器業界の職種
医療機器業界にはどんな職種の人がいて、それぞれがどんな仕事をしているのでしょうか。大きく5つの職種に分けて見ていきまょう。
研究開発(R&D)職
製品を生み出す研究開発を行う人たちです。医療機器業界は常に新しい技術が求められるため、まさに医療機器業界の『イノベーションの源泉』ともいえる職種です。
主な仕事内容
- 新しい医療機器を設計・開発する
- 臨床現場でのニーズをヒアリングして、製品設計に反映する
- 試作品を作り、実際に性能や安全性をテストする
- 新しい技術(AI、IoT、ロボティクスなど)を医療機器に取り入れる
薬事・品質保証職
医療機器は安全性が非常に厳しく求められます。そこで、薬事・品質管理の担当者がいます。
主な仕事内容
- 新製品を厚生労働省などの行政機関から承認・認証を得る
- 薬機法(医薬品医療機器等法)に基づいた各種書類の作成や管理
- 製品の品質や安全性を常に管理・チェックする
- 法規制の改正に対応する
製造・生産管理職
実際に製品を作る職種の人たちです。医療機器という命に直結する製品を、安全かつ確実に届けるために徹底した品質管理が欠かせない仕事です。
主な仕事内容
- 製造ラインでの医療機器の組み立て・検査・品質管理
- 生産計画を立て、在庫を管理しながら安定供給を実現する
- 製造工程を効率化してコストを抑えるための改善活動
営業職(MR/医療機器営業)
製品を売る営業担当者です。医療機器の営業職は、病院やクリニックなどを訪問して製品の性能や安全性を正しく伝える役割も担っています。
主な仕事内容
- 医師や看護師、臨床検査技師に対して製品の説明やデモンストレーションを行う
- 医療機器の使い方をレクチャーしたり、トレーニングを実施する
- 医療現場のニーズを把握して新たな提案を行う
- 製品導入後もフォローを行い、信頼関係を築く
セールスエンジニア・フィールドエンジニア
機器を常に安心して使えるように支える、アフターケアの技術担当者です。
主な仕事内容
- 病院に納入した機器の設置や設定、操作指導を行う
- 機器が故障した際の修理や定期的なメンテナンス
- 医療従事者への使い方の指導やトレーニング
- 機器のトラブルシューティング、問い合わせ対応
医療機器業界の文化と特徴
この業界には、他の製造業にはない医療機器業界特有の文化があるそうです。3つのポイントをピックアップしてみましょう。
「慎重」と「革新」のバランス感覚
業界全体の空気感として、「新しいことにチャレンジしたい」一方で、「リスクは絶対に避けたい」という『保守的でありながら革新的』という微妙なバランス感覚を持っています。
医療機器は安全性第一なので常に保守的で慎重な側面を持っていますが、一方で、技術革新が速く、世界的競争も激しいが故に、新しい技術に対して好奇心や積極性が強いというある意味『二つの顔』を持っています。
「倫理観」が業界を支えている
医療機器業界に特徴的なのが、『倫理観』を大切にするという文化です。
命につながる業界なので、営業活動でも「売れれば何でもOK」ではなく、「患者さんや社会に本当に役に立つことなのか?」という視点を大事にする傾向があります。『倫理的に正しいか』『患者さんにとって良いことかどうか』という視点が、企業の判断基準として強く根付いていると言えます。
横のつながりが強い業界コミュニティー
医療機器業界の市場規模は比較的限られているため、メーカーや営業担当者同士が「横でつながりやすい」傾向があります。業界内の学会やセミナー、医療機器展示会などを通じて、企業を超えた交流が頻繁に行われています。
結果として、「業界全体の情報共有」が盛んで、企業を超えた人間関係が自然と生まれやすいのも、この業界ならではですね。
医療機器業界に向いている人の考え方
医療機器業界は、人の命や健康を支える大切な業界です。この業界で活躍する人たちは、どんな視点を大切にしているのでしょうか。
『自分が主役じゃなくていい』人
医療機器業界は、ある意味裏方なんです。
「自分の仕事が、誰かの役に立つ」ことは間違いないですが、主役は患者さんや医師、看護師といった医療従事者。医療機器をつくったり売ったりする人たちは、『その人たちが主役になるのを支える存在』という位置付けなんですね。
ですから、「自分が表舞台に立たなくても、誰かを支えていることにやりがいを感じるタイプ」の人が向いているかもしれません。
人に対する想像力や共感力を持っている人
この業界では、「患者さんの気持ち」や「医療現場が本当に求めていること」を理解することがとても重要です。実際に医療機器を使う人たちに、 「患者さんに負担が少ないからいいな」 「安心できるな」 と感じてもらえることが、製品の価値そのものになっていきます。 ですから、『相手の立場を想像し、寄り添える人』は、この業界でとても輝けます。
誰かの命や健康を支える責任感
医療機器業界で働く人は、「命を扱う仕事をしている」という強い意識を持っている方がとても多い世界。製品ひとつひとつが病気の発見や治療、患者さんの人生に直結していますから、「自分の仕事が誰かの人生を左右するかもしれない」という使命感がとても強い業界です。
それだけに、医療機器業界の人たちに共通するのは、『責任感の強さ』です。製品の安全性、品質に対するこだわりが強く、そこには自分の仕事が誰かの人生に直接関わっているという意識を持っています。

患者さんの命や健康に関わるプレッシャーもありますが、自分の仕事が誰かの健康や人生を支えているという事実はこの業界の特別なやりがいなのかもしれません。
まとめ
今日も医療の現場では、あらゆる医療機器がお医者さんの治療を助け、どこかの誰かの命を救ったり、治療の痛みをやわらげたり、あるいは元気になって日常生活に戻るきっかけになっています。
表舞台に出ることは少なくても、確実に『命をつなぐ』ための仕事。
そんな世界の魅力を、お分かりいただけたでしょうか。