デザイン業界とは
あらゆるモノ・情報・サービスをデザインする
みなさんは「デザイン業界」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
おしゃれなポスターや、洗練されたスマートフォン、素敵なインテリア空間、あるいは分かりやすいウェブサイトなどが頭に浮かぶのではないでしょうか。
デザイン業界とは、人が生きるあらゆる場面で使われる「もの」や「情報」、「サービス」を、見た目だけでなく、使いやすさや伝わりやすさを重視しながら設計し、より豊かな暮らしや社会を生み出すために存在しています。
デザイン業界が社会にもたらす価値
デザインの本質は、「人の生活をより良くすること」にあります。
- 使いやすさ(UX)の改善
- 高齢者が使いやすいリモコンや、視覚障害者が安全に移動できる道案内など、デザインが生み出す配慮は社会的弱者の生活を改善します。
- 快適さや心地よさを向上させること
- 美しく快適な施設のデザインは、人々の心を豊かにし、コミュニティの活性化につながります。
- 見やすく分かりやすい情報の整理
- 分かりやすい情報デザインは、人々の判断や行動を支え、社会の混乱を防ぎます。
つまり、デザイン業界は、単に「美しいものを作る」だけではなく、「社会課題の解決」に深く関わっている業界でもあるのです。
これは製品やサービスの魅力を高め、結果として企業の売り上げやブランド力を向上させることにつながります。
デザイン業界が提供するサービスの種類
デザイン業界と一言でいっても、いくつかの分野があります。
① グラフィックデザイン
視覚的に情報を伝えるデザインです。企業やブランドのイメージを伝える役割があります。
【例】
- 企業のロゴデザイン
- ポスターやパンフレットなどの印刷物
- 商品のパッケージデザイン
- 名刺やショップカードの作成
② プロダクトデザイン
私たちが日々使っている製品はすべて誰かがデザインしています。これらを「どんな形にすれば美しく、使いやすく、売れるのか?」を考えて設計しています。
【例】
- 家電製品(スマートフォンやテレビ、掃除機など)
- 家具やインテリア用品
- 文房具や雑貨
- 自動車や自転車などの乗り物
③ Web・デジタルデザイン
アプリやウェブサイトなど、画面を通じて使うサービスの使いやすさや、快適さを考えるデザインです。特に近年、需要が高まっています。
【例】
- Webサイトのデザイン制作
- スマートフォンアプリのデザイン
- オンラインショップやECサイトのデザイン
- デジタル広告や動画制作
④ インテリアデザイン・空間デザイン
家やオフィス、商業施設など、人が過ごす「空間」をより快適に、美しく設計することです。快適さや過ごしやすさに直接関わります。
【例】
- レストランや商業施設のデザイン
- オフィスのデザイン
- ホテル・宿泊施設のデザイン
- 住宅・内装のデザイン
デザイン業界のビジネスモデル
デザイン業界では、どんなビジネスモデルで収益を上げているのでしょうか?主な収益モデルは、シンプルに分けると次の4つがあります。
『クライアントワーク(受託型)』モデル
これは、デザイン業界のなかで最も一般的なモデルです。デザイン会社やデザイナーが企業や団体など『顧客(クライアント)』から仕事を受け、制作物やサービスを提供し、「成果物」の納品に対してお金をもらう形です。
このモデルでは、デザインの完成度やプロジェクトの規模に応じて、報酬が数万円から数百万円、場合によってはそれ以上にもなります。
『自社プロダクト(製品・サービス販売)』モデル
デザイン会社が「自ら商品やサービスを企画・開発・販売してお金を稼ぐ」仕組みです。
具体的には、自社ブランドのアパレル製品や、フォントなどのデジタル製品、自社会社のソフトウェアの提供などが挙げられます。
このモデルの魅力は、「デザイン料」だけではなく、自分たちが作った製品そのものがヒットすれば、大きな利益を得ることができる点にあります。
『コンサルティング型(課題解決型)』モデル
「デザインそのもの」を提供するのではなく、デザインを通じて課題を解決する「アイデアや戦略」を提供することで収益を得る方法です。
たとえば、
- 「新しい商品を開発したいが、どのように進めればよいのか?」
- 「ユーザーにとって本当に使いやすいサービスを作りたいが、どうすればよいか?」
こうしたクライアントの課題に対して、
- デザイン思考(デザインを使った問題解決の方法)を教える
- 新製品開発の戦略立案やアドバイスをする
することで、報酬を得ます。
デザイン業界は今や「見た目の良さ」だけでなく、『課題を解決するための考え方』としても、非常に評価されているんです。
『サブスクリプション型(継続課金型)』モデル
これはデジタル時代ならではのビジネスモデルです。
「月額いくら」という形で、サービスを提供し、定期的に収入を得るモデルです。
具体的には、
- デザイン素材やテンプレートを提供するサービス
- プロが作ったデザインやイラストを自由に使えるサービス
こういった方法で、継続的に収益を確保しています。
デザイン業界の代表的な企業11社
日本国内のデザイン会社で代表的な企業とそれぞれの特徴をご紹介しましょう。
日本デザインセンター
日本を代表する老舗グラフィックデザイン会社。原研哉氏が代表を務め、無印良品やGINZA SIXなどブランドの世界観を構築するデザインを提供。シンプルで美しいデザインが特徴。
- 代表的なデザイン実績:
- 無印良品のアートディレクション
- 松屋銀座、GINZA SIXのブランディング

サンアド(SUN-AD)
日本のグラフィックデザインや広告表現をリードしてきた老舗デザインプロダクション。
- 代表的なデザイン実績:
- 「サントリーオールド」をはじめとしたサントリー広告
- 資生堂ブランドのグラフィック全般

GKデザイングループ
プロダクト、環境、コミュニケーションなど多岐にわたるデザイン分野を総合的に手掛ける。JR東日本の鉄道車両やヤマハのバイクなど、社会に広く影響を与えるデザインを提供。
- 代表的なデザイン実績:
- JR東日本『成田エクスプレス』
- ヤマハ発動機のバイクデザイン

TIDS(ティ・アイ・ディー・エス)
東芝グループを起源とする工業デザイン会社。家電製品から情報機器まで、機能的で美しい工業デザインを提供。
- 代表的なデザイン実績:
- 東芝の家電製品(冷蔵庫・洗濯機など)
- 医療機器のデザイン(X線装置など)

アマナ(amana)
製品デザインからブランディングまでを統合して提供。家電や生活用品など、日常に密着したプロダクトデザインが強み。
- 代表的なデザイン実績:
- 家電やキッチン用品など生活雑貨のデザイン
- パッケージデザイン(食品・化粧品)

グッドパッチ
デジタル領域のUI・UXデザインに強みを持つ、日本を代表する企業。アプリ・ウェブサービスの体験設計に特化。
- 代表的なデザイン実績:
- メルカリのUI/UXデザイン支援
- マネーフォワードのアプリデザイン

ビービット
UXデザイン・コンサルティングを専門に提供する企業。顧客の体験を分析し、企業のデジタルサービスを改善することに強み。
- 代表的なデザイン実績:
- 大手銀行や保険会社のWebサイトのUX改善
- 通販サイトのUX最適化

コンセント
企業や行政と伴走し活動を支えるデザイン会社。UX・CXに基づく情報設計・サービスデザインに定評があり、デザインコンサルティングに強い。
- 代表的なデザイン実績:
- マガジンハウス発行『Tarzan』アートディレクション
- WEBサイトデザイン(サントリー、花王、新潮社)

乃村工藝社
商業施設や文化施設の空間デザインを専門とする大手企業。店舗デザインや展示空間において国内最大級のシェアを持つ。
- 代表的なデザイン実績:
- 東京スカイツリーの商業施設
- 全国各地の博物館や展示施設のデザイン

丹青社
博物館や美術館、文化施設の空間デザインに強みを持つ企業。特に文化・公共施設のデザインに定評がある。
- 代表的なデザイン実績
- 国立新美術館の展示空間デザイン
- 渋谷ヒカリエの空間プロデュース

nendo(ネンド)
日本を代表するデザイナー、佐藤オオキが率いるデザインオフィス。プロダクトデザインをはじめ、インテリアデザイン、建築、グラフィック、ブランディングなど、幅広い領域にまたがる。
- 代表的なデザイン実績
- 東京2020オリンピックの聖火台
- 東京ミッドタウンの商業施設デザイン


こうしてみると、日本国内のデザイン業界の企業は、それぞれ強みや特徴を明確に持ちながら、分野ごとに専門性を高めていることがよくわかりますね。
デザイン業界の将来性
デザイン業界というのは、時代の流れや技術の変化にとても敏感です。そのなかでも、最近特に将来性を感じる注目トピックは、次の3つです。
生成AIの登場とデザイン活用拡大
最近よく聞く「生成AI」。ChatGPTやMidjourneyなど、AIがデザインをサポートするサービスが登場しています。
なぜ将来性があるのか?
- デザインのスピードと効率性が劇的に向上する
- 人間がよりクリエイティブな作業に集中できる
AIが人間と一緒になってデザインのアイデアを考えたり、画像やコンテンツを自動生成したりできるようになったことで、デザイナーの役割も変化しています。『AIをうまく活用する力』が求められる時代が来ているんです。
インクルーシブデザインの浸透
インクルーシブデザインというのは、「すべての人が使いやすいデザイン」のことです。
年齢、性別、障害の有無、言語、文化を問わず、「誰一人取り残さない」ことを目指すデザイン手法を指します。
なぜ将来性があるのか?
- 高齢化社会が進み、多様なニーズに応えるデザインが求められる
- グローバル市場に対応するため、世界基準でのデザインが求められる
インクルーシブデザインは、今後ますます重要性が増していくと言われています。
体験(エクスペリエンス)デザインの重要性の高まり
単に「美しいデザイン」だけではなく、『使う人がどんな体験をするのか』が重視されるようになっています。例えば、スマホアプリやオンラインサービスでも、見た目だけでなく、『気持ちよく使えること』が求められていますよね。
なぜ将来性があるのか?
- 競争が激化するなか、製品・サービスの差別化ポイントが『体験』になっている
- 「モノ消費」から「コト消費」へのシフトが進んでいる
ユーザー体験(UX)を深く考えたデザインが、ビジネスの成功を左右するようになっています。
デザイン業界の共通課題
デザイン業界というと、「華やか」「クリエイティブ」といったイメージがありますが、実は業界ならではの難しさや悩みを抱えています。
デザインの価値や価格が伝わりにくい
まず最初に挙げられるのが、この課題です。デザインは「目に見える形」になるまでは、どれだけ価値があるのかを伝えることが難しいんです。
そのため、クライアントから、「どうしてこのデザインにこんなにお金がかかるの?」「安く早くできないの?」といった交渉をされるケースが起きてしまいます。
つまり、『デザインの本当の価値を理解してもらいにくい』という課題があるんですね。
AIや技術進化によるデザイナーの役割の変化
最近、AI(人工知能)がデザインを自動で行うサービスが登場していますよね。これはデザイナーの仕事をサポートする一方で、「デザイナーに求められる役割」そのものが変化するという課題も生んでいるんです。
- 『AIに代替されないデザイナーとは?』
- 『人間ならではのデザインの価値って何?』
こういった難しい問いに、業界は今後しっかり答えを出していかなければいけません。
労働環境・働き方の問題
デザイン業界は「長時間労働」や「不規則な勤務」が多く、『働き方改革』がなかなか進まない業界の一つでもあるんですね。特に、納期に追われたり、クリエイティブな作業に明確な終わりがなかったりして、デザイナーが疲弊してしまうケースがあります。
- 『長時間労働が当たり前』
- 『十分な報酬や待遇が確保できていない』
こうした環境が続くと、若手デザイナーが業界から離れてしまうという課題にも繋がります。

デザイン業界が直面しているこれらの共通課題は、今後、業界全体で取り組んでいかなければいけない重要なテーマだということがよく分かります。
デザイン業界の主な職種と仕事内容
デザイン業界にはどんな職種があって、それぞれどんな仕事をしているのでしょうか。一口に「デザイナー」といっても、実はさまざまな職種が存在しています。
グラフィックデザイナー
『視覚的に情報を伝えること』が主な役割で、人の目を惹きつけ、企業や商品の魅力を伝える仕事をしています。
主な仕事内容
- ポスター、広告、雑誌の表紙やページのデザイン
- 企業のロゴやブランディングのデザイン
- 商品パッケージのデザイン
- 名刺やショップカードなどの印刷物制作
Webデザイナー・UIデザイナー
スマホやインターネットの普及で、非常に注目されている職種です。ユーザーが「どうやったら使いやすいか、わかりやすいか」を考え、『デジタル空間での快適な体験』を提供することが主な仕事です。
主な仕事内容
- Webサイトやオンラインショップのデザイン制作
- スマートフォンアプリやデジタルサービスのデザイン(UI)
- バナーやデジタル広告の制作
UXデザイナー
最近よく聞くようになった職種がこちらです。UXデザイナーは「ユーザーの視点」に立ち、顧客満足度やサービスの継続利用を高めるために必要不可欠な存在になっています。
主な仕事内容
- ユーザーの体験(UX)を設計・改善する仕事
- 顧客インタビューや分析を通じて、サービスを使いやすくするための改善点を探す
- プロダクトやサービスが「顧客にとって価値があるかどうか」を評価する
プロダクトデザイナー
「機能性と美しさを両立させた製品」を作ることが主な役割で、使いやすさや安全性を徹底的に考えています。
主な仕事内容
- 家電製品(スマートフォン、掃除機、冷蔵庫など)の設計
- 家具や生活雑貨のデザイン
- 自動車や自転車など、乗り物の設計
空間デザイナー・インテリアデザイナー
人がその空間で「どんな時間を過ごすか」を考え、快適で居心地の良い環境をつくることが仕事です。
主な仕事内容
- 店舗や商業施設の空間デザイン
- 美術館や博物館など展示施設のデザイン
- 家やオフィス、ホテルなどのインテリア設計
クリエイティブディレクター・アートディレクター
デザインの品質を管理し、最終的な成果物の責任を持つ「デザインの指揮官」とも言える職種です。個々のデザイナーの力を引き出し、全体の調和をとる重要な役割を果たしています。
主な仕事内容
- デザインチームの統括・マネジメント
- デザインの方向性やコンセプトを決定
- クライアントとのコミュニケーションやプレゼンテーション
「デザイナー」と言っても、多様な専門性があるんですね。
デザイン業界の文化と特徴
デザイン業界には、ほかの業界にはない、ちょっと不思議な文化があるようです。どんな文化があるのか、ちょっと覗いてみましょう。
とにかくMacが好き
デザイン業界に入ったら「とりあえずMacBookを買え」っていう、暗黙の掟のようなものがあります。これはデザイナー向けの製品が扱いやすいことや、Retinaディスプレイで画質が鮮明なことが理由に挙げられることが多いですが、ただApple製品が好きな人も多く、「Windows使ってます」なんて言った日には、変な顔をされることもあるとかないとか。
こだわりが強くマニアックな話が止まらない
デザイン業界の人たちは、妙にマニアックな知識を持っていることが多いんですよね。
「Helveticaフォントの美しさについて一晩語れる」「色の微妙な違いを熱く語る」なんて日常茶飯事で、たまに非デザイナーの周囲を置き去りにすることも。
異業種交流や勉強会が好き
デザイン業界の人は、業界内だけじゃなく、人とのつながりや交流に対してものすごく積極的。あちこちでデザイン勉強会や交流会、ワークショップが開催され、そこでは知らない人ともすぐに盛り上がっています。「常に新しい刺激が欲しい」という気持ちと、「人と話すことでアイデアが生まれる」という経験則があるからなのかもしれません。
『カタカナ語』が異常に多い
デザイン業界の人たちは、ついついカタカタで語りがち。「コンセプト」「インサイト」「ユーザージャーニー」「ブレスト」「フィードバック」…。
その場にいる人間は当然のように頷いているけれど、初めて聞くと、「日本語で言えば良くない?」とつい思ってしまう。でも実際は、むしろそれが共通言語なんですよね。

不思議でチャーミングな彼らだからこそ、面白くて新しいアイデアが湧いてくるのかも。
デザイン業界に向いている人の特徴
デザイン業界に向いている人って、どういうタイプなんでしょうか?「センスがある人かな」とつい思い描きがちですが、実はそれだけでもないようです。
人の気持ちを想像できる人
デザインの仕事をする人は、しょっちゅう誰かのことを想像しています。
その「誰か」は、あるときは商品を使う人、またあるときはクライアントだったりします。
たとえば駅の案内表示ひとつでも、「疲れて帰る人が、迷わないように」文字が読みやすいようにちょっとだけサイズを調整したり、ボタンが押しやすいように絶妙な距離を空けたり。
私たちが気づかないようなちょっとした工夫に、デザイナーの優しさが潜んでいるんです。
好奇心が止まらない人
好奇心はデザインの源であり、「新しいものを生み出す力」。なので、この業界の人は道端に落ちてるチラシでも、新発売のお菓子のパッケージでも、通りすがりの人の靴下の柄でも、「お、これいいじゃん」と敏感に反応してしまうんです。
いろんなものに興味を持って、「これをデザインに生かせないかな」と目を輝かせている人は、間違いなくこの業界に向いているようです。
「普通って何?」と思っている人
デザイン業界で活躍している人は、たいてい、「普通って何だろう?」という疑問を常に抱いている。
当たり前とされてることに対して、「いや、本当にそう?」と疑ってかかれる。普通の反対は異常ではなく『新しい視点』なのだとわかっている人。そんな人ほどこの業界では大歓迎されるようです。
細かいところにこだわる人
デザインの仕事をしている人は、ときにびっくりするくらい細かい部分に執着するんです。
「この赤はちょっと違う」とか「この線の太さが許せない」みたいな、小さすぎて見えないこだわりが炸裂することがある。
それは、「細部こそが本質を決める」ということをよく知っているから。小さなこだわりに情熱を注げる人こそ、この業界の世界観にぴったりと合うかもしれません。
本質を見抜く目を持つ人
デザイナーが大切にしていることの一つに、「物事の本質をつかむ」という考え方があります。
たとえば商品をデザインするときも、「これは本当に世の中の役に立つかな?」と考える。かっこいいデザインや綺麗な見た目を追いかけるのも楽しいけど、本当に大事なのは、「これって結局、何のために存在するの?」という問いを忘れないことなのかもしれません。
まとめ
デザイン業界は、人々の感性に応え、生活の中にある問題を解決しながら、「より良い体験」を提供することで成り立っています。
魅力的なデザインを通じて商品やサービスをより売れやすくし、ビジネスの成長を促す。
人の心や日常にそっと寄り添いながら、毎日をちょっと豊かで快適にする。
デザインという武器で社会を支えるこの業界の魅力を、お分かりいただけたでしょうか。